筋肉サプリ、がん転移抑制に効果 庄内産振センターと国立がん研が確認
庄内地域産業振興センターと国立がん研究センター・鶴岡連携拠点がんメタボロミクス研究室は21日、同研究室の中山浄二研究員が、脂肪減少や筋肉増強のサプリメントとして市販されている既存薬アドレノステロンに、がん細胞転移の抑制効果があることを確認したと発表した。がん転移を抑える薬品開発への貢献が期待される。(以下略)
2019/11/22 山形新聞より
アドレノステロンって??
そもそもアドレノステロンとはどのようなサプリメントなのでしょうか?wikiの引用を以下に記載致します。
アドレノステロン(Adrenosterone)は、弱いアンドロゲン活性を持つステロイドホルモンである。1936年にバーゼル大学のタデウシュ・ライヒスタインによって、副腎皮質から初めて単離された。当初、アドレノステロンは、「ライヒスタインの物質G」と呼ばれていた。ヒトやその他の哺乳類の体内で、アドレノステロンは痕跡量生じるが、魚類では大量に生成して、11-ケトテストステロンの前駆体となる。
アドレノステロンは、脂肪減少及び筋肉増強のサプリメントとして2007年から販売されている。これは、コルチゾールをコルチゾンに活性化する11β-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼの選択的競合阻害剤として働くと考えられている。(wikiより)
アドレノステロンの作用は??
アドレノステロンはなぜ筋肉増強に働くのか、ここでは補足説明として紹介していきます。
①ストレスを感じるとストレスホルモンの1種であるコルチゾールが放出されます。
※コルチゾールにはストレスに対する作用があり、具体的には脳機能を低下させないために血糖値を上昇させたり、血圧・脈拍を上げることで脳への血流増加を促したり、炎症反応を抑制することで生命活動に必要なエネルギーの確保を促したりします。
つまり、コルチゾールは生命活動を維持するために脂肪を蓄えやすくしたり、筋組織を分解することでエネルギーを確保するホルモンです。
コルチゾール値が高いと、内臓脂肪の蓄積が生じ、一般に「ビール腹」と呼ばれる体型の原因となります。
⓶アドレノステロンがコルチゾールなどのホルモンに反応し副腎より放出されます。
コルチゾールは前駆体であるコルチゾンが酵素(11β-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ)に反応し変化するものです。
アドレノステロンはこの酵素を阻害しコルチゾールを生成抑制するという作用があります。
つまり、アドレノステロンはストレスによる筋トレ効果の減少を抑えるサプリメントです。
アドレノステロンの購入と注意点!
アドレノステロンは海外では11-lean や11-OXOとして販売されており、国内で入手するには主に個人の輸入代行サイトや海外サイトからの輸入購入がメインとなります。
販売価格は1セット(60~90タブレット入り)で約8,000~17,000円くらいと高価なものです。
※価格幅は利用サイトや為替レートにより大きく変動致します。
なお、ホルモン剤であるため服用の上では用法用量をしっかり順守してください。
過度な服用は・ニキビ・脱毛・エストロゲンレベルの上昇・精巣萎縮などの作用が生じる可能性があります。
参考文献
https://news.goo.ne.jp/article/yamagata/region/yamagata-20191122083517.html
https://pivht-supplements.com/product_info.php?products_id=2592
http://spicamart.com/11-oxo.html