サイトアイコン 筋トレ情報局

筋トレのインターバルは長いほうがいい?

筋トレではるか古より議論され続けている議題の1つである

インターバル時間

私自身は筋トレの内容によってインターバル時間を変更しており、

低重量高回数で行う際には短めのインターバル(30秒~1分くらい)
高重量低回数で行う際には長めのインターバル(3分くらい)

を取って実施しております。では、皆さんも自身のトレーニングを振り返って以下論文を参考にしてみてください。

リフターは3分取るべき?

2016年に Journal of Strength and Conditioning Researchに掲載されたこの論文では

若者21名を1分間3分間のインターバルの2グループに無作為に分けて筋トレをしてもらった内容となっています。

結果として

強度1RM(1回持ち上げるのが限界の重さ)のベンチプレスとバックスクワットに関しては3分間のインターバルをとったグループが優位にバンプアップしていました。

今回紹介の論文ではビッグ3のうちデッドリフトは研究内容に入っていないようです。

しかし、私のようなリフター競技を行う人や効率的にバンプアップさせたい方は是非試してみてはいかがでしょうか?!

もちろん怪我には注意して効率的にトレーニング生活を行っていきましょう!

初心者は中強度×短インターバルのすゝめ

文献名:Rest Interval between Sets in Strength Training

(筋力トレーニングにおけるセット間の休息間隔)

本研究はブラジルのリオデジャネイロ州立大学バイオメディカルセンター ベルミーロ・フレイタス・デ・サレス氏らによって発表され、

2012年10月にSports Medicine誌に掲載されたものです。

目的

本研究は、特定のトレーニング成果(絶対的な筋力、持久力、肥大、筋力など)を目指すためのセットを探るため過去の文献をメタ解析したものです。

方法

検討した35件の研究では、実験変数として休息間隔の長さを用いて、急性反応(短期的な効果)と慢性適応(長期的な効果)の両方を検討した。

結果

急性反応(短期的な効果)に関しては、1回の反復回数が最大値の50%から90%の負荷でトレーニングを行う場合、セット間に3~5分の休息を取ることで、セットの反復回数を増やすことができるという重要な知見が得られた。さらに、慢性的な適応(長期的な効果)に関しては、セット間に3~5分の休息をとることで、トレーニングの強度と量が高くなり、有意な筋力の増加が見られました。

同様に、セット間の休息時間が1分の場合に比べ、3分または5分の場合には、複数のセットでより高いレベルの筋力が発揮されました。逆に、最大筋力を測定する場合、反復試行の間に1分間の休息インターバルで十分であることを示す実験もありますが、心理学的・生理学的観点からは、3~5分間の休息インターバルを入れたほうが、より安全で信頼性が高いと考えられます。

これらを踏まえ、筋肥大を目的としたトレーニングでは、中強度のセットと30~60秒の短い休息インターバルの組み合わせが最も効果的であると考えられます

最後に、慢性的な筋持久力の適応に関連する休息間隔の長さに関する研究は、あまり明確ではありませんでした。短い休息間隔(例:20秒から1分)でトレーニングを行うと、亜最大筋動作を繰り返したときの反復速度が高くなり、高強度サイクルテストの総トルクも大きくなりました。これらの結果は、筋持久力の向上に短い休息間隔を利用することの利点を間接的に示しています。

まとめ

筋肥大を目的に筋トレを実施する場合、1回の最高重量の50~90%の負荷で30~60秒の短いインターバルで実施することがベストであると考えられています。

その場合は、扱う重量×セット数×REP数で考えて、最も数値が最大化できる重量を50~90%で探すことが重要であると考えられます。

例えば、ベンチプレスを1回で持ち上げられるMAX重量が100キロの場合、

➀重量50キロ(50%)×6セット×20REP=6000キロ分のトレーニング負荷

②重量90キロ(90%)×5セット×15REP=6750キロ分のトレーニング負荷

このような場合、トレーニング負荷がより高い②を選んだほうがいいと言えます。

自分に最も合った重量を選ぶためにも試行錯誤してみる必要がありますね!

以下引用・参考元

https://www.ingentaconnect.com/content/wk/jsc/2016/00000030/00000007/art00005

Longer Interset Rest Periods Enhance Muscle Strength and Hypertrophy in Resistance-Trained Men

Authors: Schoenfeld, Brad J.; Pope, Zachary K.; Benik, Franklin M.; Hester, Garrett M.; Sellers, John; Nooner, Josh L.; Schnaiter, Jessica A.; Bond-Williams, Katherine E.; Carter, Adrian S.; Ross, Corbin L.; Just, Brandon L.; Henselmans, Menno; Krieger, James W.

Rest Interval between Sets in Strength Training | SpringerLink

 

モバイルバージョンを終了